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2006年7月 2日 (日)

悲しい出産(2)

午前中は1人でいた。午後にはパパと母は来てくれるだろう。
それまでには出産にはならないと、思っていた。
他の誰にも会いたくなくって、パパに誰も来ないようにと言っておいた。

トイレに行くと出血していた。もう移動するのも大変だ。
お腹の装置をはずして、点滴も一緒に移動しなければならない。何度も行った。
その度看師さんを呼ぶのも悪いなと思っていた。

でも、促進剤の副作用らしい。
お腹がゆるくって、とても我慢出来なかった。
下着も汚してしまい、何度か自分ではきかえた。

お腹の痛みが陣痛に変わってきた。枕元に目覚まし時計を起き、にらめっこしていた。
2、3分おき。痛みがかなり強かった。

看護師さんが来たので、「痛いので、痛み止めを入れてもらえますか?」と言うと、
「帝王切開もしているし、あまり入れない方がいいんじゃない?」看護師さんによって大分言う事が違う。

女医さんが来て、「乗ってきた?」と装置の記録を確認する。内診。痛い。
子宮口も2センチほど開いていたようだ。麻酔をチューブの先から入れてくれた。

麻酔を入れると少し痛みが遠のく。

母が先に来てくれた。

しばらくしてパパが来た。心強かった。ベットの足元にパパに座ってもらって、足を揉んでもらった。気持ち良かった。

それから何度もトイレに行った。麻酔を入れているので、座っても1人で立ち上がれない。母を呼んで、支えてもらって立ち上がり、看護師さんを呼んで病室に戻る。

何度か先生も来て、装置で張りを確認しながら、点滴の速さを変えて行く。

それからまた痛いので、麻酔をお願いした。先生が来て内診。痛い。
子宮口は6センチ開いているとの事。
先生に「全開大になるまで、待つんですか?」と聞くと、「赤ちゃんも小さいから6センチで出ない事もないけど、それまで待ちます」

それから麻酔を入れてくれる。「入れるとやっぱり違う?」
私は横を向き、「違う」とそっけなく言った。

しばらくして、お尻の辺りに圧迫感を感じた。看護師さんに伝え麻酔をまたお願いした。すぐに女医さんがやって来て、内診。もう痛くはなかった。
「大分進んで来ていますので、移動しましょう」女医さんが顔を近づけて言う。

もう、怖くはなかった。早くこの痛みから解放されたかった。「麻酔は?」
「向こうで入れましょう」そう言って出て行った。

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