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2006年7月 2日 (日)

悲しい出産(3)

昨日の若い助産師さんが車椅子に乗せてくれた。いよいよ分娩室へ。
内診をしたので、パパと母は廊下で待っていた。廊下には時間が丁度対面の時間だったろうか、何人かの人がいた。

母が「○○もう仕方ないよ」と声を掛ける。後ろを振り向いて「大丈夫だからね」
反対に振り向いて、パパを探す「大丈夫だからね」
パパは「頑張って」肩をたたいた。

お姉ちゃん、お兄ちゃんの時もそうだった。2人に見送られ分娩室に移動した。
パパはいつも「頑張って」と言ってくれた。

ああ・・・今回は違うんだな。とても虚しかった。元気な赤ちゃんを産むわけでわない。
そう思いながらも、今回はそれ程気が張っていなかった。麻酔を入れてもらえる。
大丈夫。もう痛い事なんてない。

分娩室に入ると、女医さんが忙しく支度をしていた。左の部屋から、先生が何か装置を運んで来た。もう1人の先生がタイミング悪く違う処置に行っているという。
笑いながら、なんであいつはそうなんだ・・・みたいな事を言っていた。

四つんばいになり分娩台に1人で上がった。「胃が痛い」と言うと、「胃が痛い?」と女医さんがびっくりしたような声を出した。仰向けに寝て、陣痛が来ていた。それから麻酔を入れてくれた。

しばらくして先生達と説明の時にいた、若い先生が来た。タイミングがいつも悪いらしい。私のすぐ左で点滴の様子を見ている。鼻血が出たのか、鼻にティッシュがつめてある。

女医さんが透明のゴム手袋をしていた。内診をする。痛くなかった。
助産婦さんが消毒をする。先生が足に布を掛ける。

左にいた女医さんに向って「どうやって出すんですか?引っ張り出すの?」と聞いた。
赤ちゃんは亡くなっている。どうやって出て来るのか分からなかった。
先生は「大丈夫ですよ~」とだけ答えた。

女医さんが左、足元に若い先生。右に若い助産師さん、3人だった。
足元の窓の上には、カメラがあった。もしかして、あれで撮影しているのだろうか?と思った。

右手で、胃の辺りを女医さんが何度も押さえる。「痛い!」おもわず先生の手をつかもうとした。右に立っていた助産婦さんが手を握ってくれた。女医さんがありがとうというように、助産師さんに頷く。

「張りが来たようだったら、教えて下さい」と言われた。しばらくして、麻酔が効いて来た。陣痛が遠のいていた。

「先生の押さえて居る所は何ですか?」と聞くと、「ほぼ子宮高です」「あ・・・じゃ、胃が痛いんじゃなくって、そこが痛いんだ」「そうだね。収縮しているから、そうかもしれないね」

そして、先生が何度もお腹を押さえてる。位置がどんどん下に下がって行く。
後で思うとこういうのを誘導分娩と言うんだな?と思った。

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