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2006年7月 2日 (日)

突然の現実(2)

いろんな感情が渦巻いて・・・・ベットで泣いていた。

ハッと気づいた。お兄ちゃんがいた。お兄ちゃんが心配だった。
枕もとで、「ママ・・・泣かないで」か細い声で、私の頭をなでる・・・。

看護師さんに「誰かすぐ連絡が取れますか?」と聞かれ、実家に妹がいるので・・・と、
携帯電話の番号を教える。
「母と、そして夫に連絡を取ってくれるように、伝えて下さい」
嗚咽で声にならない。

そして泣きながらなんとか移動し診察台へ、内診をした。

「痛い!!」叫んでいた。
子宮口はまだ開いていなかった。

それから、奥の処置室で横になるように促された。
ベットが4つほどある。
他に内科や、小児科の患者さんが何人かいた。

とにかく、落ち着かなきゃ・・・お兄ちゃんもいる・・・そして・・・今から妹も来るだろう・・・

泣かないで・・・・落ち着いて、落ち着いて・・・。

そう言い聞かせていた。

若い看護師さんがやって来た。
「○○ちゃんのお姉ちゃんなんだね・・・」妹の友達らしい。
私は無言でくしゃくしゃになったティッシュを渡した。そして、悲痛な顔で離れていった。

すぐに、妹がやって来た。仕事中にもかかわらず、母も来た。

ベットの上で「ごめんね。心配かけちゃって・・・」と言った。それが精一杯だった。

外で、経緯を説明されたのだろう・・・。
母は「こんな事もあるのね・・・」と言った。

パパは仕事中ですぐには駆けつけられないと妹が言った。

先生から説明があるからとまた診察室へ。

起き上がろうとした時、お兄ちゃんが「赤ちゃん動いてる?」とお腹を撫でた。

なんて優しい子なんだろう・・・ごめんね・・・。ママいけないね・・・。いけなかったね・・・。

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