« 夢と現実の間で(1) | トップページ | 夢と現実の間で(3) »

2006年8月 4日 (金)

夢と現実の間で(2)

泣きながらなんとか支度をして、隣の診察室へ、母とパパはすでに椅子に座って待っていた。

先生が「残念ながら赤ちゃんは亡くなっています。27週でこうなる事は凄く珍しいです」

そう言われて先生に背を向け、後ろにいたパパと母に
「聞いた?珍しいんだって」思わず泣きながら、笑ってしまった。

珍しい??珍しいって何?????


先生が説明をする。

いつから亡くなったかは分らない。原因も分からない。
少なくとも前回検診に来た2週間前以降という事。
子宮口を開ける処置をして、陣痛促進剤で陣痛を起こして出産する事。
もしかしたらまた帝王切開になるかもしれない。でも次の子を考えるなら帝王切開はなるべく避けたい。子宮にリスクがかかるから。
最後の検診の時は逆子だったが、今は頭が下にあるという事。

私は怖くって怖くって、また後ろを向いてパパに「もう嫌だ」と泣きながら訴えた。

もう嫌・・・。痛いのは嫌・・・。怖い・・・。もう嫌だった・・・・・。

「頑張ろう。頑張ろう」と言う先生に、泣きながら頷く事しか出来なかった。

説明を終え、待合室で入院手続きの説明があると言う事で、座って待っていた。

「元気な赤ちゃんが産めるなら、痛いのだって我慢出来る。でも、もう我慢なんて出来ない」

そう言うと、母は「そうだよね・・・」と言った。

しばらくして看護師さんに促され、別室へ。

そこで入院に必要な物の説明があった。母も一緒。

何も支度せず、そのまま病院に来ていた。

自宅にもまだ出産用品は用意していなかったので、下の売店で母が買出ししてくれると言う。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2933795

この記事へのトラックバック一覧です: 夢と現実の間で(2):