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2006年8月 4日 (金)

夢と現実の間で(3)

とにかくもう恐怖心しかなかった。

陣痛、内診、出産・・・もしかしたら帝王切開。

帝王切開も覚悟しての妊娠だった。けれど、手術までを待つあの時間、手術室のなんとも言えないフインキ。切開後の傷の痛み、傷の跡。

子宮だって破裂するかもしれないと先生からも説明があった。

私自信初めて「死」を感じた。

今は死ねない。お姉ちゃん、お兄ちゃんがいる。2人を置いて私は死ねない。

怖い・・・。怖い・・・。

元気な子が産めるならそれでもいい。元気な子が産めるなら。

痛くっても辛くっても、子育てが大変でも、抱っこする喜び、成長していく喜び、家族での楽しい日々・・・。

けれど・・・けれど・・・もうお腹の中で亡くなっている。こんなに大きなお腹なのに。

このお腹の中で亡くなっている。


出産して、どんな子が生まれてくるんだろう。怪獣みたいな子かもしれない。

怖い。怖い・・・。

もう誰かに代わってもらいたかった。もう痛いのは嫌だった。なんのためにあの痛みに耐えないといけないのか。

もう・・・頑張れない、頑張らない。

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